ゼオスキンセラピューテックプログラム(Zoskin therapeutic program)をしているが、肌の刺激感がなくなってきた、だいぶ皮剥けも落ち着いてきたetc
いつまで続ければ良いのだろう?
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ここではゼオスキンセラピューテックプログラムの使用期間・辞め方について解説致します。
ゼオスキンセラピューテックプログラムの使用期間
ゼオスキンセラピューテックプログラムとは、
・トレチノイン
・ミラミン
・ミラミックス
を組み合わせて肌に塗布することで、皮むけヒリヒリ感といったA反応と呼ばれる特有な副反応と戦いながら、くすみ・シミ・シワ・小じわ・毛穴・といった多くの悩み改善、肌質改善を行うアグレッシブなスキンケア方法です。
セラピューティックプログラムの使用期間は12~18週間を目安に行います。
皮膚の皮剥けが見られやすい最初の4~6週間「反応期」を経て、皮剥けが落ち着いてくる次の4~6週間の「耐久期」、その後の4~6週はゼオスキンの効果を実感できる頃で、所謂「完成期」と言われます。
肌質・薬剤使用量により経過に個人差がありますが、12-18週ほど使用するとセラピューテックプログラムは一旦終了となります。
長期使用すると、製剤に含まれるハイドロキノンの副作用で逆に皮膚に色素沈着が発生する恐れがあることと、耐性がついてくるため、半年以上の使用は控えます。
セラピューテックプログラムの辞め方
それでは12週過ぎたら突然ぴたっと辞めたら良いのでしょうか?
答えはNoです。
セラピューテックプログラムの終わらせ方にはコツがあり、少しずつ薬剤の使用量や回数を減らしていきます。
例えば、薬剤の使用頻度を毎日→2日に1回→3日に1回→1週間に1回→終了
と、どんどん減らして終わらせます。
このように、少しずつ薬剤の量を減らし、フェードアウトしていくことをテーパリングと呼びます。
なぜそのようにするかというと、突然辞めてしまうと効果のリバウンドが起こりやすくなるためです。
そのため少しずつ使用量を減らし、肌を慣れさせていき、リバウンドを起こさないようにします。
テーパリングをすることで、セラピューテックプログラムで得られた良い状態を保ったまま、効果を長期間維持しやすくなります。
テーパリング中はレチノール配合コスメを使用する
テーパリング中、セラピューテックプログラムの製剤を使用しない日は、マイルドなビタミンA製剤を使用します。
例えば、
以上の製品にマイルドレチノール(パルミチン酸レチノール)が含まれております。
デイリーPDとRCクリームは併用可、毎日朝・晩使用しても問題ありません。
継続使用することで光老化に強くなり(SPF20ほどのUV効果があると言われています)、セラピューティックプログラムで改善させた肌質を保ちやすく、肌のハリを維持するために、非常に良いアンチエイジングとなります。
当院でもセラピューテックプログラムを使用しない人からも、セラピューテックプログラムが終わって効果を維持したい人両方からの支持が高く、リピート購入される方が多い製品です。
セラピューテックプログラム卒業後のスキンケア
セラピューテックプログラムを卒業するということは、これまで使っていたトレチノイン・ミラミン・ミラミックスが使えなくなるということです。
これらの薬剤は長期使用には適していないため、使用期間が定められているのですが、同様の効果を持つ薬剤に置き換えて使うことで、セラピューテックプログラムで改善させた肌質の維持に繋がります。
また、いつまでも若々しいハリのある皮膚でいられるための良いアンチエイジングになります。
トレチノインの代わりに、マイルドビタミンAを置き換えて使う
上記2製剤を組み合わせ使います。
単体でもOKですが、併用することでお互いの薬剤の長所・短所を補うことができる製剤で、保湿効果、紫外線対策にもなります。
更に、悩みに応じて、
・スキンブライセラム(くすみ・ハリ)
・Wテクスチャーリペア(小じわ・ハリ・毛穴)
・ARナイトリペア(エイジングケア)
などのアクティブなレチノール製品もおすすめしています。
ミラミン・ミラミックスの代わりにシーセラムを使う
ミラミン・ミラミックスは美白効果のあるハイドロキノンが含有されいることが特徴です。
置き換わる製剤としては、皮膚の色むら・くすみに有効な、
・シーセラム(ビタミンC10%配合)
・ブライタライブ(ブライトニル、カンゾウエキス配合)
がオススメです。
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