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ほうれい線の自己流予防法・セルフケアには注意。逆に悪化することも

著者:
西日本初ほうれい線・しわ治療専門クリニック 
大阪Houreisen美容皮膚科 理事長/院長
笹川新也 ドクター紹介はこちら

 

ほうれい線で悩まれている方には、これまでほうれい線を消すためのケアを自分なりに色々やってみたという方も多いです。

この記事をご覧の方の中にも顔の印象を変えるため、美顔器などを試したけど、あまり効果がなかった・・・という方もいるのではないでしょうか?

しかし、効果がないというのはまだよい方かもしれません。

口角を挙げたらほうれい線が目立つ・・・ほうれい線を消したい一心で行うセルフケアの中には、実はほうれい線にダメージを与えたり、かえって危険な場合もあります。

ここでは、ほうれい線対策のオススメする予防法と、オススメしない予防法について解説いたします。

ほうれい線のお勧めセルフケア

規則正しい生活習慣

食生活

食生活は健康のためだけでなく、美容にとっても重要です。

栄養バランスの良い食生活を心掛けましょう。

不摂生は老化速度を速めます。

例えば脂質過多だとニキビ、毛穴の原因になります。

炭水化物多めだと、「糖化」と言われる全体的な皮膚老化を引き起こし、くすみ・しわの原因になります。

1日3食、タンパク質を摂ることも意識しつつ、ビタミン、ミネラルもバランスよくとる食生活を心掛けましょう。

睡眠時間

睡眠時間をしっかり確保することは、お肌にとって重要です。

睡眠中にお肌のダメージを修復する「グロースホルモン(成長ホルモン)」が分泌されることで、日中受けた皮膚のダメージを緩和します。

ご実感されることもあるかと思いますが、寝不足だと明らかに化粧ノリが悪くなったり、肌トラブルが目立ちやすくなります。

ストレスを減らす

適切なストレスは健康に良いともされますが、慢性的な過剰なストレスは「うつ病」といった精神疾患だけでなく、実は動脈硬化を進行させたり、免疫力を低下させるといった健康被害がまず挙げられます。

そして、骨粗鬆症の原因にもなります。

実はほうれい線は骨年齢の老化とも関わりがあり、頭蓋骨が痩せると、頬のたるみが悪化し、ほうれい線の原因になります。

ほどよくストレスを減らすことで、心身ともに若々しくいられます。

日焼け対策

適度な紫外線はビタミンD合成による骨形成促進効果によりお肌にに良い側面がありますが、昨今の状況下では無対策で紫外線を浴びることはお肌の老化を促進することになります。

具体的には、紫外線が皮膚にそそぐと、皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚の中に含まれている水分が逃げてしまい、乾燥が進みます。

医学的に言うと、UVAを呼ばれる紫外線が皮膚の浅い層(表皮)に速やかに火傷のようなダメージを与えて、更にUVBと呼ばれる紫外線の一種が皮膚の深い層(真皮層)にダメージを与え、線維芽細胞というコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を産生する細胞までダメージをうけてしまい、肌の保水力・弾力が低下してしまいます。

紫外線により、シミ・くすみだけでなく、しわ・たるみまで目立つことになります。

いくつか紫外線対策方法があります。

  • UVクリーム
  • 飲み日焼け止め
  • 遮光

UVクリームであれば、SPF値やPA値が高いに越したことはないですが、お肌に負担をかけないように、安全性が高くかつ、こまめに塗り直せるような使用感が良いものを選びましょう。

日焼け止めは時間が経つと効果が薄れるため、塗り直しが重要です。

当院オススメのUVクリームもご紹介できます。

更に、仕事やスポーツなどで屋外にいることが多い方は、飲む日焼け止めも活用しましょう。

私は夏場は日傘(100%遮光)を使用しつつ、なるべく屋外に長時間いないよう常に遮光することを意識しております。

先ほど、日焼け止めは塗りなおしすることも重要と言いましたが、塗りすぎると白浮きが気になるので、私は時折サンソリット社のスプレータイプの日焼け止めを使用します。

スプレータイプであれば、

・白浮きしにくい
・焼けやすい首にスプレーしやすい
・涼しくて気持ちいい

ので、1本外出先に持っていくと便利です。

その他詳しい紫外線対策は下記の記事で解説しています。

保湿

乾燥はお肌にダメージを入りやすくし、シワの原因になります。

なるべくみずみずしいプルプルとしたお肌を保ちたいです。

しかし、元々お肌が乾燥肌であると、どうしても小じわがでやすかったり(特に皮膚の薄い部位、例えば目元で目立ちやすくなります)、肌質に左右されることもあります。

そこで、皮膚をしっかり保湿することにより、皮膚の水分量を保ち、シワがでにくいようになります。

クレンジング→洗顔→化粧水をお肌にしっかり塗布した後は、美容液やクリームでしっかりとお肌を保湿するよう心がけましょう。

特に空気が乾燥している冬~春先であったり、花粉症で肌トラブルが出やすい方はその時期は入念に保湿しましょう。

顔の筋トレグッズはほうれい線に効果があるの?

顔のエクササイズグッズは今では色々と販売されています。

適切なアプローチ方法で適切な筋肉を鍛えれば改善するかもしれませんが、実は顔の筋トレはほうれい線悪化の一つの原因だったりするのです。

例えば、額のシワや眉間のシワ、目元周りのシワなどいわゆる表情筋という筋肉が収縮を繰り返すと、筋肉が折りたたまれる部分のシワが目立ってしまい、結果顔の色んな部分のシワが目立ちやすくなります。

顔の筋肉は皮膚と密接な関係にあるため、筋肉が収縮することで皮膚上に折り目がついて、それが「しわ」になります。

これを表情じわと呼びます。

そのため、ボトックスで筋肉の動きを止めて表情じわを目立たなくさせる施術が流行るわけです。

「たるみ」対策に顔の筋トレをオススメしている記事が散見されますが、ほうれい線というしわも、眉間や額、目元の皺同様表情筋が強くなることでかえって目立つことがあるのです。

特に、加齢、紫外線、乾燥などで、肌のコラーゲンが減少し肌の弾力・ハリが落ちている方は特に注意が必要です。

若くても乾燥肌の方や、表情筋の癖に特徴がある方は若いうちからほうれい線が気になるようになります。

まずは、笑った時の皺が強調され、しわが進行するにつれて、無表情でもしわが目立つようになるようになります。

20代女性 表情じわが目立つほうれい線

50代女性 表情じわ+たるみによって目立つほうれい線

美顔器やマッサージについて

もちろん美顔器やマッサージなどをして”美容への意識”を高めることは大切なことです。

しかし、満足いく結果が得られていないがために、費やしてきた時間、労力、お金…を考えると、

トータル的な費用としては、それなりに支払っていた可能性があります。

また顔のマッサージやエステサロンでの施術によって、スキンケアしているつもりでも逆効果だったというお声もあります。

適切に行えば問題ありませんが、皮膚を擦って摩擦したり、皮膚を伸ばしたりすることでシミが悪化したりたるみが悪化して老化に繋がっている場合もあるのです。

これは全ての人に当てはまるというわけではありませんが、良かれと思って治療を始めてみたけど効果をあまり感じていない。

と感じ始めていたらご自宅のセルフケアは辞めてみて、美容クリニックで専門家に診てもらう勇気も必要です。

ほうれい線に効くというエイジングケアクリームや美容液を買い続けているなど、ここまで長期間にわたって高額なお金と時間を投じてきたから引くに引けないとお考えで悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、何を目標としてケアをし始めたのか?このまま治療を続けて効果が出るのか?悩みは解消するのか?をしっかりチェックして適切な判断することが重要だと思います。

まとめ

ほうれい線対策として、セルフケアは重要です。特にスキンケアは基本ですが、非常に重要な役割を果たします。

ただし、深いほうれい線を根本的に改善することは難しいです。

また、ご自宅でのケアには限界がありますので、効率よくしわを改善したいのであれば、美容クリニックを受診されるのが良いかと思います。

当院はほうれい線治療専門クリニックですので、ほうれい線治療について当院へのご相談は大歓迎です。

ご来院せずとも、メールにてオンラインカウンセリングも行っております。

ご相談料金は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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