著者:
西日本初ほうれい線治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科院長
笹川新也 ドクター紹介はこちら
ここではほうれい線治療にかかる一般的な費用・料金について解説します。
ほうれい線治療は、美容医療なので、国民健康保険が適応されず、自由・自費診療です。
そのため、同じ施術でもクリニックによって治療費が異なります。
ここでは比較的価格が安いクリニックの値段を基準にして各施術の料金を解説します。
治療内容 | 10年間の費用 |
グロースファクター | 18万円(1度追加注入したとしても27万円) |
ハイフ(HIFU) | 120万円(頻度を増やすと更に金額アップ) |
ヒアルロン酸 | 70万円(頻度・量を増やすと更に金額アップ) |
糸(スレッド)リフト | 100万円(糸の種類をアップグレード、糸の本数を増やすと更に金額アップ) |
脂肪注入 | 100万円(ほうれい線は脂肪の定着が悪く複数回施術が必要となることがある) |
目次
レーザーにかかる費用
ほうれい線はレーザーを使って改善を図ることができます。
ハイフ(HIFU)、サーマクール、サーマタイトニング、タイタン等様々な機械がありますが、一番メジャーなのはハイフ(HIFU)でしょう。
ハイフ(HIFU)というのは「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波療法)」の略で、切らずにリフトアップできるという技術のことで、機械の名前ではありません。
ハイフ(HIFU)を使った機械はたくさんあります。
ハイフ業界の先駆者である「ウルセラ」というアメリカ製の機械が最も高価ですが、最近では韓国から「ウルトラセルQ+」「ダブロゴールド」「ソノクイーン」「ウルトラフォーマー3」といった様々な機械が開発・発売され、ウルセラに比べると値段は安いです。
当院では最先端の機種「ウルトラセルZi」を導入しております。
メリット・デメリット
- メリット
お手軽なこと、内出血が起きないこと。ほうれい線だけではなく、フェイスラインや目元のリフトアップ効果があること。 - デメリット
頻繁に継続しなければならないこと、進行したほうれい線に対しては効果が乏しいこと。
ハイフ(HIFU)はエステでも扱えるので、エステハイフと、医療ハイフがあります。
違いとしては、エステハイフの方が出力が低いため効果が医療ハイフに比べると低く、効果持続時間も短いです。
持続時間はエステハイフで1ヶ月程度、医療ハイフで3ヶ月~6ヶ月くらいです。
費用
費用はクリニックによって、ショット数や照射範囲の違いなどで料金体系が複雑なため、いまいちわかりにくいのですが、相場的には医療ハイフで60,000円(全顔)といったところです。
仮に半年で1回受けるとして、10年間続ける場合は1,200,000円(120万円)となります。
更に頻回で受ける場合はより高額になります。
ヒアルロン酸にかかる費用
ヒアルロン酸は多くの美容クリニックで採用されている注射です。
ヒアルロン酸をしわの下に注入して膨らませることでしわを目立たなくさせます。
メリット・デメリット
- メリット
お手軽で即効性があること。仕上がりが気に入れなければヒアルロン酸を溶解できること。 - デメリット
失明・皮膚壊死といった血流障害リスクがあること、しこりやアレルギーといったリスクがあること。
持続時間は製剤によって異なり、およそ数ヶ月~2年程度です(実際には個人差があり、数字以上に早く効果の減少を実感することがあります)。
費用
高品質な製剤ほど持続時間は長いですが、安く施術を行っているクリニックでおよそ1本 70,000円といったところです。
1年に1本注入することを10年間続けた場合、70,000円×10=700,000円(70万円)かかります。
ほうれい線の状態によってはしっかり効果を実感するためには、1本で済まず、複数本数注入することも少なくありませんので、その場合は更に費用がかかります。
グロースファクターにかかる費用
グロースファクターというのは当院がほうれい線治療を考えている方にオススメしている注射です。
線維芽細胞という、真皮に存在している細胞をグロースファクターが活性化することにより、コラーゲンを増加させて肌の内側から皮膚を若返らせる治療です。
一度の注入で年単位の効果があります。
もちろん10年単位でみれば、加齢や紫外線の影響などで多少の老化の進行はありますが、皮膚のコラーゲンを大幅に増やすことで、老化速度も低下できるので、10年後でも何もしない場合と比較して治療効果があるので、コスパが良いです。
メリット・デメリット
- メリット
1回の施術で長期間の持続
安全性が高い
老化予防効果が高い - デメリット
即効性がない
費用
1回の施術で180,000円です。
その後定期的な通院は不要です。
老化とともに効果は減弱しますが、仮に1回の注射で10年程度維持すると、10年間でかかる費用も180,000円となります。
シワが深いなど、状態によっては1回では物足りなく、2,3回注入することもありますが、2回目以降は少量の注入で済むため費用も初回の半額以下で抑えられます。
仮に90,000円で1回追加注入した場合は270,000円となります。
スレッドリフト(糸リフト)
スレッドリフトというのは所謂糸リフトのことです。
ハイフよりもリフトアップ効果が実感でき、かつメスを使わない治療なので、メスを使ったフェイスリフトはちょっと・・・という方にオススメの治療です。
メリット・デメリット
- メリットは
即効性があること、同じリフトアップ治療でもハイフよりはリフトアップ効果があること、アンチエイジング効果もあること。 - デメリット
ほうれい線はリフトアップしにくいこと、腫れや内出血といったダウンタイムがあること、ひきつれや、神経損傷のリスクがあること。
費用
糸リフトに使う糸には素材などにより値段が異なり、どの種類の糸を何本挿入するかにより値段が異なります。
また、クリニックによって値段設定が変わりやすいです。
ほうれい線リフトアップに使える素材の糸を、なるべく少ない本数で、安く行っているクリニックで見積もっても、4本で100,000円くらいです。
1年に1回行うとしたら、10年で1,000,000円(100万円)になります。
効果を上げるために、より高級な素材の糸にしたり、糸の本数を増やすと更に高額になります。
脂肪注入
脂肪注入と言うのは、ご自身の太ももなど、脂肪が多い部分から脂肪を採取し、それを顔や胸などに注入する方法です。
ほうれい線の窪みに注入することでヒアルロン酸のように膨らませることができます。
メリット・デメリット
- メリット
定着すれば効果が半永久的と言われる。
ご自身の身体から採取した脂肪なのでアレルギーの心配がない。 - デメリット
ほうれい線は脂肪の定着率が悪い。
注入後も老化、体重減少により効果が半永久的とは言い難い。
脂肪採取するために身体にメスを入れる必要がある。
これまで説明した施術と比べて外科的要素が強く、リスクが高い
費用
脂肪吸引と同時に行うため、「脂肪採取にかかる費用」と「脂肪注入にかかる費用」を別々に記載しているクリニックが多い印象です。
脂肪注入に関しても、脂肪の定着を上げるシステムを併用すればより高額になります。
別途麻酔代がかかることも多いです。
ほうれい線は脂肪の定着が悪く、複数回施術を繰り返さないと満足できない場合もあります。
単純計算ですが、3年おきに3回くらい繰り返すならば、10年で100万円ほどはかかるでしょう。
まとめ
ほうれい線治療にかかる料金について、理解が広まりましたでしょうか。
このページをご覧になっているということは、ほうれい線治療を検討されているのではないでしょうか?
ほうれい線は進行性のため、そのまま放っておいても改善は期待できません。
5年後、10年後に後悔しないように、早めにケアを始めることをおすすめします。10年間のトータル費用で考えると当院のグロースファクター治療がオススメです。
当院はほうれい線治療に特化したクリニックで、ほうれい線グロースファクターだけでも1000件以上の症例数がございます。
ほうれい線に関するお悩みをお持ちの方は、お気軽に当院にご相談ください。
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