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著者：
西日本初ほうれい線治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科院長
ヒアルロン酸ジュビダームビスタ/バイクロスシリーズ注入認定医師
笹川新也 ドクター紹介はこちら
「ヒアルロン酸」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
美容効果が高いことから、美容業界ではよく用いられています。
ヒアルロン酸を注射することで、様々な美容効果を発揮することから多くの美容クリニックで取り扱われています。
ここではそのヒアルロン酸注射を使った美容治療について解説いたします。
目次
ヒアルロン酸とは？
元々、私たちの身体の中にある安全な成分です。
保水機能が高く、細胞同士を結ぶ役割もあります。
皮膚の真皮にも含まれ、肌のハリや組織の弾力性をもたらします。
液体でも固体でもないゼリー状の成分ですが、これを加工しゴルゴラインやマリオネットラインといった皺の部分の真下に注入すると、組織がふっくらするのでシワを薄くする効果があります。
注入したヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという体内に元からある酵素で自然に吸収され消失していきます。
近年は架橋構造といって、ヒアルロン酸分子同士を橋のように繋げてヒアルロニダーゼによって吸収されにくくして持続力を高めたり、より硬く加工することで鼻や顎を形成したり、より柔らかくして唇や涙袋を形成したりと用途は様々です。
グロースファクターやボトックスにはない最大のメリットとしては効果の即効性です。
注入直後から効果が得られます。他には、仕上がりが気に入らなければヒアルロン酸を溶かすこともできます。
ヒアルロン酸の安全性について
ヒアルロン酸って安全？注射しても大丈夫なの？
ヒアルロン酸による治療効果
注入当日から以下の治療効果があり、様々な悩みを解決し、希望を叶えることができます。
- マリオネットラインの改善
- ゴルゴラインの改善
- ほうれい線の改善
- 涙袋のボリュームアップ、たれ目形成
- 唇のボリュームアップ、口角挙上、M字リップ、アヒル口形成
- こめかみのボリュームアップ、目の開きの改善
- 鼻・顎を手術せずに形成
- フェイスライン形成
- 顔のリフトアップ
- 肌の保湿力アップ
当院におけるヒアルロン酸注入部位
ゴルゴライン
目頭から頬の中央へ向かって斜め下方にみられる溝です。
この皺はヒアルロン注射にて改善が見られます。
ほうれい線
ほうれい線には、リスクが少なく維持がしやすいグロースファクター注入がオススメですが、即効性が欲しい方向けにヒアルロン酸注入も行っています。
この皺もヒアルロン酸注入で改善が見込まれます。
マリオネットライン
口角から顎に向かって走る溝のことです。
この皺もヒアルロン酸注入で改善が見込まれます。
目の下
目の下の窪みが強い方には目の下にヒアルロン酸を注入すると、目の下がふっくらして窪みが改善します。
ただし、チンダル現象といって、注入したヒアルロン酸が青く透けて見えやすい部位であることと、目の下の膨らみがある方は膨らみが悪化して見えるリスクがあります(診察時に目元を見させて頂き、ヒアルロン酸が本当にオススメかどうかお伝えします)。
こめかみ
こめかみがボリューム不足でコケていると老けて見えてしまいます。
ヒアルロン酸でふっくら丸みを出すと若々しい印象になります。
涙袋
涙袋がふっくらすると優しい、可愛らしい印象になり目が大きく見えます。
たれ目にもできます。
目元の状態によっては目元のたるみ・クマが悪化するので入れ過ぎないよう適切な量を注入します。
唇
ボリュームアップで上口唇、下口唇のバランスを調整するだけでなくアヒル口、口角挙上、M字リップ、人中短縮など様々な応用が可能です。
ヒアルロン酸の保水効果によって唇の乾燥感が改善し、皺が減少する効果もあります。
鼻
鼻を高くしたいけど、手術は怖いという方にオススメです。
鼻尖部は、ヒアルロン酸注入により、血流障害という重篤なリスクが高い部位のため、注入できません。
顎
顎を形成したり、輪郭を整えることができます。
顎がシャープになると小顔に見える効果があります。
リフトアップ
フィラーリフトと呼ばれている特別なテクニックで、実はヒアルロン酸で顔のリフトアップが可能です。
切らず・手術せず・お手軽にリフトアップが叶えられます。
ヒアルロン酸注入後に遭遇しやすい副作用やリスクについて
皮膚の赤み
注入に伴う刺激で赤み（発赤）が出る場合がありますが、数時間～数日で目立たなくなります。
内出血
程度の違いはあれど、1-2週間ほど内出血が出る恐れがあります。
腫れ（浮腫）
注射針による腫れが数日、その後、ヒアルロン酸が水分を吸い出して１週間～数週間むくむ場合があります。
違和感
注入部位の違和感を感じることがありますが、2週間ほどで馴染んでいきます。
左右差
元々人間の顔には左右差があり、ドクターはその点も考慮してヒアルロン酸を注入しますが、完全に左右対称にすることは難しいです。
余りにも左右差が目立つ場合はヒアルロン酸を部分的に追加注入します。
ヒアルロン酸注入に伴う危険な副作用
他にもヒアルロン酸には副作用・リスクがあります。
極稀に血流障害、アレルギー、感染を起こすリスクがあります。
その場合はヒアルロン酸を直ちに溶解する必要があります。
特に血流障害は皮膚壊死や失明に繋がる可能性もあるので、施術後に異常がありましたら速やかに当院までご連絡下さい。
ヒアルロン酸の副作用に伴う詳細は以下のページをご覧下さい。
ヒアルロン酸注入後の注意点
注入後効果が減弱していく
ヒアルロン酸は注入後、自然に体内に吸収されるとともに、徐々に効果が落ちていきます。
持続期間は、製剤によって異なり、個人差もあります。
入れ過ぎは違和感の原因
同じ部位に繰り返して注入しても大丈夫ですが、注入しすぎると不自然な仕上がりになるため、適切な量を適切な頻度で注入することが重要です（診察の時にお伝えします）。
多量に注入しすぎると、ヒアルロン酸が吸収されずしこりのように触れることがあります。
しこりの原因となっているヒアルロン酸を溶解することで改善しますが、打ち過ぎには注意が必要です。
料金
当院で採用しているヒアルロン酸は厚生労働省から承認を受けており、高品質・長期間持続で有名なジュビダームバイクロスシリーズです。
Voluma XC ボリュームアップ、リフトアップ用
Volift XC ボリュームアップ用
Volux XC 顎・鼻形成用
Volbella 涙袋・口唇形成用
1本 70,000円
部位に応じて内出血しにくい特別なカニューレを使って注入します（カニューレ代金無料）。
局所麻酔だけでなく、麻酔テープや麻酔クリームといった麻酔代も無料です。
ヒアルロン酸治療について当院のこだわり
ヒアルロン酸は効果が分かりやすいので人気があります。
美容皮膚科で診療している身として、ヒアルロン酸の需要の高さを感じています。
私が他の美容外科クリニックに勤務していた時で月間50例ほどは施術を行っていました。
注入者の技術力・注意力・センスが反映されやすい施術ですので、安全かつ満足に受けて頂けるよう心がけております。
カウンセリング料金は無料です。お気軽にご相談・お問い合わせください。
FAQ
ヒアルロン酸注射について
Q痛みはありますか？
A麻酔をするほどの痛みはありませんが、麻酔テープ、麻酔クリームを併用することで痛みの軽減が可能です。
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