著者:
西日本初ほうれい線・シワ治療専門クリニック
医療法人新月会理事長/大阪Houreisen美容皮膚科院長
笹川新也 ドクター紹介はこちら
今回は、レーザー一つで、イボやほくろや稗粒腫、汗管腫を除去することができる、Edge ONE(エッジワン)についてご説明します。
目次
Edge ONE(エッジワン)とは?
Edge ONE(エッジワン)とは、CO₂レーザー(炭酸ガスレーザー)であり、10,600nmの波長をもつ気体レーザです。
皮膚に含まれる水分に吸収され、ターゲットとなる組織を蒸散させて取り除きます。
エッジワンは独自のモードによって周囲組織への熱影響を少なく抑え、治療部位の組織を限局的に切開・切除・蒸散させることができます。
また、皮膚のフラクショナルリサーフェシングを目的とした軟組織の蒸散にも使用できます。
リサーフェシングとは再生という意味で、皮膚のフラクショナルリサーフェシングとは、老化した皮膚を除去し、新しい健康な皮膚を形成
させることをいいます。
当院では、エッジワンの持つサージカルモードを使用し、イボやほくろや稗粒腫、汗管腫を取り除く治療をします。
皮膚のフラクショナルリサーフェシングは、当院ではエッジワンを用いず、その代わりにポテンツァを使用して治療していきます。
施術について
施術時間
5~30分(照射範囲によって異なります)
ダウンタイム
照射後の赤み 施術後、おおよそ3日経過したくらいからカサブタが形成されて、1~2週間後にカサブタが自然に剥がれるので、無理に剥
がさず自然に取れるのをお待ちください。
通院間隔
1回の照射で取れることがほとんどですが、万が一イボやほくろや稗粒腫、汗管腫が取り切れてない場合は、また診察の後、照射することもできます。
治療のリスクについて
施術直後は一時的に赤みが出現します。また、肌の窪みが生じる恐れがあります。
治療後、時間が経過すると稀に瘢痕といって、肌の色の一部が白く盛り上がってしまうリスクがあります。また窪むリスクもあります。
また炎症後色素沈着といって、イボやほくろや稗粒腫、汗管腫を取った後の赤みがしばらく残存することがありますが、半年~長くて1年残存する
可能性があります。(個人差があります。)
一回で取り切れない時は、再施術を行います。
治療を受ける事が出来ない/出来ない可能性のある方
・治療後日焼けする予定の方
・治療部位の皮膚に切り傷や炎症、前癌病変、悪性腫瘍などがある方
・光線過敏症の方または光感受性を増強させる薬を服用中の方
・出血性疾患を有する方
・ケロイド体質の方
・眼球付近のレーザー照射は出来ません
・妊娠の可能性がある、妊娠中、授乳中
・大きなほくろ(4mm以上のもの)、出来立ての傷、皮膚疾患(ヘルペス、化膿したニキビなど)のある部位
・体内にペースメーカー、埋込式除細動器を使用している場合
・重度の基礎疾患のある場合(心臓、腎臓、循環器疾患、糖尿病など)
エッジワン施術後の注意点
当院のアフターケア
ホームケア
リンデロンVG(ステロイド入り抗生剤)とゲンタシン軟膏(抗生剤)という2種類の軟膏をお渡ししますので、最初の3日間はリンデロンVGを
塗っていただき、その後2週間経過するまでは、ゲンタシン軟膏を塗って下さい。
軟膏の塗り方としては、洗顔後の清潔な肌に綿棒などで塗ってください。その後保護シールを貼っていつも通りのスキンケアを行ってください。
洗顔後も保護シールがまだ剥がれず残っている場合は、保護シールの上から綿棒などで軟膏を塗って、その後いつも通りのスキンケア
を行ってください。
紫外線対策
レーザー照射後は紫外線の影響を受けやすく、日焼けすると除去したイボやほくろや稗粒腫、汗管腫の跡が濃くなる場合がありますので十
分な紫外線対策をしてください。
保湿
照射後は乾燥しやすくなるため、十分保湿を心がけてください。
エッジワンとの併用におすすめな施術
シミ取りレーザー トライビームプレミアム
ほくろと思っていたが実はシミだったもののに対して、トーニングやスポット照射を組み合わせて治療を行うのも有用です。
内服薬・注射
医薬品であるトラネキサム酸を内服することで、色素沈着のリスクを軽減することができます。
また白玉注射でグルタチオンというトリペプチドを体内に取り入れるのも、アンチエイジングとしてオススメです。
当院のエッジワンの料金
イボ・ほくろ・稗粒腫・汗管腫の除去
3mm以下10個まで ¥55,000
→モニターキャンペーン 期間限定で50%オフ(予告なしに終了することがあります)