目元の小じわ、ちりめんじわに有効なリジュランiの特徴と注意点

著者：
西日本初、関東唯一ほうれい線・シワ治療専門クリニック　
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表　笹川新也　ドクター紹介はこちら　

ここでは、目元の小じわ・ちりめんじわに有効なリジュランiの特徴、注意事項についてご説明いたします。

リジュランiとは

リジュランiとはサーモン(鮭)から抽出したポリヌクレオチドという成分を含んだ注射製剤です。

成分の由来より別名サーモン注射と呼ばれています。

「サーモン」と聞くとびっくりするかもしれませんが、非常に安全な製剤で、皮膚を再生する作用があります。

真皮の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲン繊維の増生を促します。

皮膚再生に必要な細胞外マトリックスも増やし、皮膚の若返り効果があります。

具体的な効果としては、

といったものがあります。

皮膚を若返らせたい部位ならどこでも有効ですが、特に目の下に有効です。

理由としては、目の下は、若返り系の注入治療によりトラブルが起きやすい部位で治療が難しいのですが、リジュランiは他の注入治療と比べて、非常に安全だからです。

例えば、皮膚を再生するような注射(PRPやグロースファクターなど)はコラーゲンが増えることで皮膚に多少の厚みが増え、皮膚が若返るのですが、目の下のような皮膚が薄く脂肪が少ない部位は注入部位が光の加減で凹凸に見えたり、シワに沿ってミミズ腫れのようにふっくらと見えたりしてしまうことが稀あります。

脂肪注入も、目の下はしこりや凹凸が目立ちやすい部位です。

また、ヒアルロン酸も目の下は凹凸が出やすかったり、チンダル現象で注入したヒアルロン酸が透けて見えてしまうといったトラブルが他の部位に比べると起きやすいです。

一方で、リジュランiは目の下を安全に若返らせることができます。

リジュランiはグロースファクターのように、皮膚の根本治療となる施術です。

そのため、効果は年単位で長続きします。

リジュランはグロースファクターとは異なり、1回での効果が少な目です。

そのため、リジュランiは繰り返し施術を受けることで効果が感じられやすくなります。

具体的には2,3週間おきに3,4回繰り返して施術を受けることがオススメとされています。

リジュランiを注射した直後は凸凹した腫れや赤みが目立ちます。

所謂ダウンタイムですが、大体1,2日で改善します。

内出血が出ることがありますが、ほとんどの方が２週間以内に治まります。

リジュランiは痛みが生じやすい施術です。

そのため、痛みを減らすために、麻酔テープを使用します。

また施術の際に使用する針は極細ですが、効率的に効果を出すためには、満遍なく注射を行う必要があるため、やはり痛みが生じます。

はい、可能です。

目元のボトックスを併用することで、リジュランiでは改善が難しい表情じわも改善がみられるようになります。