• スキンケア

あなたは脂性肌?乾燥肌?肌質の分類とその対策方法を解説します

著者
西日本初ほうれい線治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科 
院長
笹川新也 ドクター紹介はこちら

 

皮膚には皮脂膜という薄い膜があります。

これは水分(汗)と油(皮脂)が混ざり合って形成されています。

この皮脂膜のちょうど良いバランスで、皮膚を外からの刺激から守っていたり、皮膚の潤いが保たれています(普通肌)。

しかし、皮脂分泌が少ないと「乾燥肌」、皮脂分泌が多いと「脂性肌」と分類され、スキントラブルを引き起こす原因となります。

また、「乾燥肌」と「脂性肌」が部位事に異なる「混合肌」だったり、最近では「敏感肌」と言う言葉もあります。

ここではそれぞれの肌質のタイプについてと、その対策方法について解説致します。

乾燥肌(ドライスキン)

皮膚からの皮脂分泌が少なく、皮膚角質の水分量が低下している皮膚を乾燥肌(ドライスキン)と言います。

乾燥肌は皮膚の保水量が少ないため、皮膚のキメが粗いです。

皮膚のカサつき、ザラつきが目立ち、シワの原因となります。

また、紫外線など外部の刺激を受けやすく、皮膚老化の原因となってしまいます。

洗顔の後につっぱりやすく、冬になると皮膚の乾燥が目立つ人は乾燥肌と言えます。

皮脂は外気温に影響され、気温が低いと皮脂分泌量が減り、肌が乾燥しやすくなります。

またアトピー性皮膚炎の人も乾燥肌になりやすいです。

乾燥肌の対策方法

保湿

保湿剤をしっかり塗布しましょう。

化粧水、乳液、美容液、クリームetc

水分量を補うだけでなく、皮脂分泌が低下しているため、保湿の際は油分を含んだものも使うと良いです。

乾燥肌の方にはM-DEAR(エムディア)というドクターズコスメがオススメのです。

当院の院長も使用しています。

ビタミンA・E

尚、肌荒れがひどい場合は、ビタミンAやビタミンEを含んだクリームも有用です。

皮膚のマッサージ

皮膚のマッサージも乾燥肌に有効です。

マッサージで皮膚温度を上げることで、血行が良くなり、皮脂分泌が促進されます。

脂性肌(オイリースキン)

皮膚からの皮脂分泌が多い皮膚を脂性肌(オイリースキン)と言います。

脂性肌は顔のテカり、毛穴の開き、鼻から頬にかけての顔の赤みが目立ちやすいです。

毛穴が開いているため、毛穴に汚れがつきやすく、皮脂が詰まりやすいです。

アクネ菌が活性化しやすいことからニキビの原因となります。

脂質を含んだ食事を多く摂ったり、男性ホルモン分泌が多い人に見られやすいです。

「顔の油が多いから私は脂性肌だ」と思われている方もいますが、本当は乾燥肌だが、皮膚が乾燥状態を改善しようとするため、皮脂が多く分泌されてしまっているということがあります。

これは、隠れ乾燥肌(インナードライスキン)と言い、乾燥肌に即した保湿治療が必要です。

脂性肌の対策方法

洗顔

皮脂を洗顔で洗い流すことは重要です。

ただし、洗顔のやりすぎや皮脂を落とす能力が強すぎる洗顔料を使った洗顔は皮膚の保湿因子まで洗い流してしまうことがあるため、注意が必要です。

洗顔後の保湿は油分の少ないさっぱりしたものを使われるのが良いでしょう。

ビタミンA

ビタミンAには皮脂分泌を抑制する効果があります。

ビタミンA含有のドクターズコスメを使い続けると、肌質改善が可能です。

当院ではゼオスキン(Zoskin)とガウディスキン(Gaudiskin)を取り扱っております。

ピーリング
皮膚マッサージ

ピーリングで皮膚のターンオーバーを整えたり、適切な皮膚のマッサージで毛穴に詰まった皮脂汚れの排出を促すことも有効です。

余談ですが、毛穴汚れを吸着力ではがすタイプのパックは皮膚に対する負担が大きく、毛穴を無理やり開かせることで逆に毛穴に汚れが入ってしまうこともあるため、注意が必要です。

混合肌

混合肌とは、部位によって脂性肌だったり、乾燥肌だったり異なる特徴を持つ肌質が混在している肌のことを言います。

額・鼻・顎(所謂、Tゾーン)は脂性肌で、眼の下・頬は乾燥肌と言った場合が一般的です。

これは、Tゾーンは皮脂腺が強く、皮脂が出やすいためです。

混合肌の対策方法

部位ごとに異なる対応をします。

Tゾーンは脂性肌の対応、目の下・頬は乾燥肌の対応をします。

敏感肌

敏感肌は、上記の肌質とは違った分類です。

皮膚への刺激に対して、他の人より、皮膚がかゆみ、発疹、ほてり、赤み、ヒリヒリ、痛み、乾燥などの皮膚炎症状が出やすい状態のことを言います。

これは、皮膚を外的ストレスから守る皮膚のバリア機能が低下してることによります。

敏感肌になる原因としては、元々の体質、化粧品、不適切なスキンケア、生活習慣、ストレス、加齢などが関係あるとされています。

化粧品で肌トラブルが起きやすい人や、過去にピーリングで副作用が強すぎた人は敏感肌の可能性がありあります。

敏感肌の対策方法

敏感肌の対策方法としては、「なるべく肌に負荷をかけないこと」です。

洗顔と保湿は重要ですが、なるべく刺激の少ないものを選びます。

ピーリング作用のあるものはNGです。

できれば、化粧品も肌への負荷を考えると、控えた方が良いですが、化粧をする場合は各メーカーが出している敏感肌用の化粧品がオススメです。

当院の院長の使用しているM-DEAR(エムディア)の化粧品はドクターズコスメでありながら肌に対する刺激が高い成分が入っておらず、ピリピリ感がありません。

敏感肌の方でも安心して使えます。

自分の肌質を知る方法(簡易版)

さて、自分はどのような肌質でしょうか?

詳細な問診にて判別するやり方もありますが、簡易的に判別する方法があります。

自宅でもできる肌質判別方法

洗顔後に保湿剤を塗らず、そのまま様子を見ます。

その結果、

顔全体がべたつく→脂性肌

顔全体がかさつく→乾燥肌

Tゾーン(額・鼻・顎)のみべたつき、目の下・頬はかさつく→混合肌

と言った具合になります。

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