著者:
西日本初ほうれい線治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科院長
ボトックスビスタ注入認定医師
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ボトックスを処置した後に、顔のマッサージをしたくなる人もいらっしゃるかと思いますが、治療部位に関して言うとマッサージはしないほうがいいです。
今回はボトックス施術後にマッサージをしてはならない理由について解説致します。
マッサージは薬剤が広がり表情が変わってしまう原因にもなる
ボトックス注射直後にマッサージをすると、ボトックスが広がってしまう恐れがあります。
これはボトックスが注射時に想定していない場所に作用してしまい、副作用が発生する原因にもなります。
例えば額のボトックスであれば、額の下部に流れて瞼を開ける筋肉が動かしにくくなり、瞼が重たくなる、エラであれば表情筋に流れて笑いにくくなるといった具合です。
不自然な表情になるリスクがあるので、ボトックス注射後数日~1週間は注射部位のマッサージをしたり、強くもんだりしないほうが良いです。
仮にボトックスで表情が不自然になっても、ボトックスの持続期間は3-4ヶ月程度なので、時間が経つにつれて落ち着いてきますが、一定期間表情に違和感があるのはQOLに影響があり、人前に出るようなお仕事をされていたりすると、大きな悩みになることもあるでしょう。
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